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懐かしい風景、歴史のある町、南品川

JR京浜東北線大井町駅、京急青物横丁駅あたりを歩くと懐かしい風景、見過ごしてきた歴史に出会える。普段、通り過ぎていたこの南品川の町をゆっくり歩いてみた。ゼームス坂、仙台坂、旧東海道、ジュネーブ平和通りと歴史を感じさせる通りがあり、品川寺(ほんせんじ)、海雲寺など由緒あるお寺さんも並ぶ。
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旧仙台坂(くらやみ坂):仙台坂と言えば南麻布と元麻布の間にもありますが、いづれも仙台藩の下屋敷があった。大井町駅側の坂上には元は藩の味噌醸造所にさかのぼる仙台味噌醸造所の売店がある。現在は池上通りが仙台坂となっている。坂を下ると第一京浜、海晏寺がある。
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ゼームス坂:元は浅間坂と呼ばれ非常に急な坂だったようで、明治時代、坂下に住んでいた英国人J.M.ゼームスが私財を投じて緩やかな坂に改修したという。この坂も下ると第一京浜に出る。
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ジュネーブ平和通り:第一京浜を渡った青物横丁駅前の通り。後述する品川寺の梵鐘が縁で1991年、品川区とジュネーブ市が友好都市になったことから命名されている。ところで青物横丁、江戸時代には近隣でできた野菜の市がたっていたことに由来している。名前にはそれぞれ歴史がある。
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旧東海道:ジュネーブ通りを少し進むと旧東海道に交差する。御殿山を過ぎると東海道53次の第一宿、「品川宿」であり、青物横丁あたりまで宿が並んでいたようだ。広重の「東海道五十三次、品川」では海もみえる。品川湊の近くでもあった。この交差点のすぐ近くに幕府御用宿「釜屋」跡の石碑、品川寺、海雲寺がある。
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品川寺(ほんせんじ):810年頃、空海が創建したと伝えられる古寺。大きな地蔵様が迎えてくれる。樹齢600年といわれるイチョウの大木は品川区の天然記念物に指定されている。
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品川寺の梵鐘:徳川幕府4代将軍徳川家綱の寄進とされる。1867年のパリ万博、1871年のウイーン万博に出展された後、所在不明になっていたが、1919年ジュネーブの美術館に所蔵されていることが分り返還交渉を始めたという。ねばり強い交渉の結果、同市の好意により1931年に返還され、一方、品川寺からはジュネーブ市に新しい梵鐘を贈ったという。こうして梵鐘が縁でジュネーブとの交流が深まっている。
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海雲寺:千躰荒神(せんたいこうじん)を祀り、品川の荒神様と言われている。荒神様は火と水を守る台所の神様。お堂からは庶民の日常生活に関わる神様として多くの人から信仰を集めてきた様子が伝わってきます。3月と4月には盛大な千躰荒神祭が執り行われる。品川寺とともにほっとする昔懐かしい空間だ。
by bonjinan | 2009-12-06 20:06 | 旅、散歩