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総選挙の結果

自民が惨敗し民主が圧勝した今回の総選挙は何を意味しているのだろうか。
これだけの大きな逆転勝利があれば、米国の大統領選を挙げるまでもなく支持者
は歓喜の声をあげお祭り騒ぎになるものであるが、まことに静かなものである。
このことは世論調査の結果、有権者が政権交代を望んだが81%と高いのに対して
、有権者が政策を支持したが38%と極めて低いことからもうかがえる。
簡単に言えば、閉塞した社会を変えて貰いたいとの意思表示に尽きることになる。
振り返ってみると、前回の総選挙もそうであった。
国民は何も構造改革とか郵政民営化を積極支持した訳でもなかった。
安心して暮らせる生活環境への変革を望んでいただけだったのだ。
かつて高度成長期には、大企業が経済を牽引し国民は応分の配分を得られたから、
政官財の癒着があろうと国民は容認してきた。しかし成長が止まるとともに、
この構造は崩れ、安易にリストラする企業、でたらめな年金管理、定率減税の
廃止等実質増税の一方増え続ける国の借金を目の当たりにして、国、企業への信
頼が薄れてしまったのだ。言い方を変えれば、意識は国民でもなく社員でもない
市民に変質しているのだ。今回の選挙は、取り巻く環境の変化を国会議員以上に
体感的に理解し、単なる風としてではなく物言えぬ市民としてできる最大限の権
利を行使した、いわば市民革命だったとも言える。
今回は民主党が変革への期待から大きな支持を得たがすべては結果次第である。
また民主党に失策があたとして単純に自民党に票が戻ると言うものでもない。
むしろ消滅する可能性すらある。その理由としてはこうだ。
働き盛りを仮に50歳までとして年齢構成をみると民主党が166人/308人(53%)
に対して自民党は28人/119人(23%)である。50歳以上でもエネルギーを蓄積し
初当選した人がいるのならともかく、既に功成り名をなした人間に新たなチャレ
ンジなど一般的には考えられないこと、政権政党であり続けたため利権、利益誘
導が体質的に染み付いているからだ。
民主党は結果を、自民党は利権政治を捨て改めて国民目線で納得できる政策提案
を謙虚にかつ着実に取り組むことで、本来、国民が求める交代可能な二大政党が
定着し、成熟した市民社会もできるのだろう。
by bonjinan | 2009-09-02 13:51 | 政治・経済