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道(タオ)の世界

日本橋・三井記念美術館で知られざるタオの世界「道教の美術TAOISM ART」-道教の神々と星の信仰-と題した特別展が開かれています。老子を祖とする道教は、我が国にも古くから伝わり、様々な影響を与えてきた。道教と関わりのある修験道、安部晴明で有名な陰陽道、星曼荼羅など星の信仰を垣間見ることができた。
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展示のコーナーの説明文に「道教の神々は「道(タオ)」を神格化したもの。「道」は存在そのものであるからあらゆるところに存在する」「道教と聞くと老子荘子の思想とイメージするが宗教としての道教は様々な神々にあふれておりそのイメージからは遠い」とあり。正直のところ、解ったようで解らないが、我が国にも古くからある自然信仰、多神教の世界に近いものということだろう。10数年前、京大名誉教授・福永光司先生の講演を拝聴したことがあった。大先生のお話にも関わらず、何も理解せず勿体無いことをしました。以来、道(タオ)の思想とはいかなる思想なのか考えてきました。今は次のように考えている。これも確か、福永先生がおっしゃっていたような気がするが、道(タオ)とは分母を広大無辺なる宇宙とする思想である。赤ん坊の時はまさに宇宙の子、無限の可能性をもって誕生する。成長し働き盛りになるとともに論理的世界を分母とするようになる。それも良い。しかし理想への限界や困難に遭遇するとまた無限なる宇宙に思いを馳せ、取るに足りない小さな自分に気づき、一瞬の命を大事にしようと思い「気」を取り戻すのだ。「道」は常に元気付ける思想であると。別途、記事を改め「渾沌さん」の話をエピソードを交えアップしようと思う。
by bonjinan | 2009-08-28 21:49 | 文化・歴史