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東京国立博物館、阿修羅展

奈良・興福寺創建1300年記念、阿修羅展に行った。
展示会場に入るや我が国人気No.1、三面六臂の凛とした阿修羅像が眼に飛び込んできた。照明のせいでしょうか、奈良・興福寺国宝館で観るより一層輝いて見えた。著名人により見事な表現がされているが、私には、向かって正面左、世の中の不正や悪への怒りの表情、向かって正面右、忍の表情が、正面はこうした現実、修羅場を踏まえて、悩みながらも平安の世の中に向けて立ち向おうとする強い意志が感じられた。如来様、菩薩様のように我々凡夫の世界から超越した存在ではなく、悩み
迷いを分かち合っていただいているような感じもする仏様です。興福寺の阿修羅の仲間達、八部衆(仏教に教化され守護神(釈迦如来の眷属)となったインドの神々)も皆、若々しく清純な風貌、特に、沙羯羅像は子供のうようです。同じく展示されている十大弟子立像(現存する6体)も天平ならではの穏やかな表情でした。四天王像は鎌倉時代の作、打って変って力強い姿になっている。
*興福寺:藤原氏の氏寺。710年鎌足の子、不比等が現在地に寺地を移し興福寺と
改めている。現在、法相宗の大本山。
*八部衆立像:聖武天皇の后、光明皇后が母橘三千代(不比等の妻)追善のため
興福寺西金堂を建立し収めた。渡来人の仏師・将軍万福、画師・秦牛養の彩色。
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        入場時には30分待ち、退場時には1時間待ちになっていました。
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        館内のユリノキ(百合の木)の大木、花はチューリップに似ている。
by bonjinan | 2009-04-16 18:05 | 文化・歴史