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対価なき技術革新

市場価格は需要と供給により決まる。しかし技術革新によって需要を大幅に上回る性能の製品がしばしば発売される。例えばこれまでの性能の1桁UPの製品が発売されたとしよう。購入者は、将来の能力増強を考えていたとしても想定された購入予算の誤差範囲でなければ購入しないであろう。
結局、最新製品の持つ性能と購入者が必要とする性能の差額分については正当な評価がされないまま取引されることになる。売らんがための価格破壊なども平気で起こる。こうしたことは技術革新が期待されまた急速に進んでいる業界では当たり前のようになってしまった。予測が外れ実需が伸びなかったり今回のような金融バブルの崩壊による景気の急減速が起こると一気に赤字に転落し企業自体が存続しえなくなるほどのダメージを受ける。技術革新が新たな需要を喚起し拡大するとの理論はもはやこの世の世界の理論ではなくなってしまった。経済学者は間違いなく言うだろう。コストパフォーマンスを外れた売買であろうとなかろうとそれが需要と供給の均衡点なのだと。ここ20年、わが国の産業界を牽引してきた電機業界がまさにこの例に当て嵌ります。自滅パターンに嵌って基盤技術まで失って欲しくないものです。
by bonjinan | 2009-02-27 19:43 | 企業・起業