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カテゴリ:健康( 24 )

血糖値スパイク

10月8日NHKスペシャルで”血糖値スパイクが危ない”が放送された。以下、そのメモ。
(血糖値スパイクとは)
通常健康診断で測られる血糖値は空腹時の血糖値(100mg/dl以下が正常値の目安とされる)。血糖値スパイクとは食後(1~2時間後)に起こる血糖値の急上昇のこと、140mg/dl以上への急上昇を血糖値スパイクという。空腹時の血糖値では正常といわれる働き盛りの世代でも65人の内20人で血糖値スパイクが起きていた。
(血糖値スパイクはなぜ起こるのか、そのメカニズムは)
通常、食事から摂取された糖分は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで細胞に取り込まれ血糖値は調整されている。ところが体質や生活習慣が原因で、細胞が糖を吸収する能力が低下することがある。すると血糖値が下がらないために大量のインスリンが出され、何とか血糖値を正常値に戻す。これが血糖値スパイクのメカニズム。大量のインスリンは別の問題も引き起こす。
(血糖値スパイクは何を引き起こすのか)
健康診断で心臓に問題のなかった40代男性が突然、心筋梗塞を起こした。調べた結果、動脈硬化を起こし血流が滞っていた。医師の診断結果は血糖値スパイクによるだった。イタリアの最新研究でそのメカニズムも判明した。血糖値スパイクを繰り返すと、細胞から大量の活性酸素が発生し細胞を傷つける、血管の壁が傷つくと、それを修復しようと集まった免疫細胞が傷ついた血管壁に内側に入り込んで壁を厚くし、血管を狭めていく。これが動脈硬化のメカニズム。空腹時の血糖値が低くても、血糖値スパイクが起こっていれば、血管の随所で動脈硬化が起こりやがて心筋梗塞や脳梗塞、さらには突然死のリスクがあるというもの。
(認知症、がんのリスクを高めることも)
先に述べたインスリンが多い状態が続くと、記憶力が衰えること、アミロイドベーターという脳の神経細胞を死に至らしめる老廃物が蓄積することがネズミの実験で確認されている。アミロイドベータの蓄積はアルツハイマー型認知症の原因ともされていることから認知症にも関連するという。さらには、インスリンは細胞を増殖させる働きがあるため、がん細胞の増殖にも関係するという。
(どうすれば血糖値スパイクを抑えられるか)
以上みてきた通り、血糖値スパイクは、糖尿病ばかりか、心筋梗塞・脳梗塞、がん、認知症まで引き起こす恐ろしい症状であることが分かった。ではどうすれば血糖値スパイクを抑えることができるのか。二つ提案された。いずれも糖分の消化を遅らせるということ。一つは、食べ物の食べる順番を変えること。良く言われる野菜や肉類が先、ご飯や糖分の多いスープなどはその後でということ。二つ目は、食後すぐ体を動かすこと。食事をすると食べ物を消化するために血液は胃腸に集中する。体を動かすことで血液を分散させ糖分の吸収を遅らせられ、血糖値の上昇を遅らせるという。生活習慣を少し変える心がけがあれば健康を維持できるという話だった。
参考:NHKホームページ、 2014.1.19ブログ記事「アルツハイマー病」
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by bonjinan | 2016-10-09 13:33 | 健康 | Trackback

健康寿命

厚労省は1日、2014年度版『厚生労働白書』を発表した。
白書による日本人の平均寿命、健康寿命は次の通り。
男性:平均寿命 79.55、健康寿命 70.42、その差 9.13年
女性:平均寿命 86.30、健康寿命 73.62、その差 12.68年
その差:日常生活に制限のある不健康な期間のこと。
平均寿命と健康寿命の差をいかに縮めていくか、個人にとっても社会にとってもテーマだ。
数字引用:厚労省ホームページ(統計情報・白書)
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by bonjinan | 2014-08-01 18:57 | 健康 | Trackback

人体ミクロの大冒険

NHKスペシャル”人体ミクロの大冒険、プロローグ、ようこそ!細胞のミラクルワールドへ”が昨夜放送された。人はどうやってつくられるのか、太りやすさの秘密解明、頭を良くする細胞をテーマに、その主役となっている細胞の働きを、最新のバイオイメージング技術を使った映像で解説してくれた。ここでは頭を良くする細胞について。あらまし次のように記憶している。人の身体には200種、60兆個の細胞がある。脳の中にはおよそ800億個の神経細胞(ニューロン)があり、シナプスと呼ばれる接合部で結ばれニューラルネットワークを形成しコミュニケーションしている。その接合部として最も重要な役割りを持つのが突起状のスパインと呼ばれる部位だという。刺激を受けるたびにネットワークは複雑になっていくが、年齢が増えるとともにスパインにLynx1という物質が発現してスパインの動きを止める。それも10代のうちに。スパインが活性化したままだと細胞自体が死滅してしまうからだというが、脳の細胞は生まれてからほとんど変わらないから、この時点でネットワークの基本構造が固まる、言い換えれば頭の良い悪いの基本が決まるというのだ。(とっくに成長が止まっていることも知らずに最近馬鹿になって物忘れがひどいなどと平気で言っていることに恥じる)。しかしところがここからが細胞の凄いところ。細胞に刺激が伝わるたびにその経験の蓄積により学び、神経細胞の伸びた部分(軸索)にそれを太くする物質を巻き付きつかせ(ミエリン化)、情報伝達を高速化するという。すなわち頭の良い悪いの基本は決まっていても頭を使えば使うほど頭は良くなる可能性があるのだという。もっともそれも青年期においてのようだが・・・。(最近馬鹿になったと言うのは最近頭を使っていないと言っているようなもの、自業自得ということだネ。人のために精一杯働こうとしている神経細胞たちにに感謝し、特に年をとったら、明るく建設的なところにどんどん頭を使わないと細胞も不幸だネ。)

2014.4.5 第2回”あなたを変身させる!細胞が出す”魔法の薬”
私たちをつくる60兆個の細胞は、思春期に一斉に変身する。GnRH細胞から出されるホルモンが卵巣に行き、卵巣からは女性ホルモンを排出し受容体を持つ細胞を変化させることで、子孫を残す体へ変身させる。子供ができると、オキシトチン細胞からホルモン(オキシトシン)が分泌され生まれた子への愛情を深めさせるという。まるで子孫を残すために細胞が意志をもっているかのごとく働いているという。ではこうした変化、働きは人間の意志ではどうにもならないほどに始めから決定づけられているのだろうか?最新研究からは、ホルモンは体を変え調整しているだけではなく、心をも操っていることが分ってきたという。この結果に基づきまた利用した自閉症治療が試験的に行われているという。鼻からオキシトチンを吸引して貰った結果、対人関係においてかなりの改善がみられるという。ご苦労されておられる方々の思い意志は細胞にしっかり伝わって欲しい。

2014.4.6 第3回”あなたを守る!老いと戦う細胞”
老いはこれまで全身がしだいに衰えていくことと考えられていたが、最近の研究で免疫細胞の老化に伴う免疫能力の低下が大きく関与していることが分ってきた。免疫細胞は約2兆個あり種類はさまざまだが特に重要なのは異物かどうかを見分けるT細胞、樹状細胞が捉えた異物等を判断し、異物であればマクロファージに攻撃命令を出す。ただしT細胞がきちんと働くのは生まれてから20年、運動により活性化することはできるとは言え次第に働きが悪くなる。。(悲しいかな、子孫を残すべき時期を過ぎること、それが寿命と宿命ずけられている) 問題はここから。T細胞とともに全身の細胞が老化するのであれば仕方ないが、T細胞の機能低下とともにT細胞が暴走し誤った命令を出し、身体の正常な細胞までも攻撃することがあるのだという。例えば動脈硬化、かつてはすべて脂肪の蓄積の結果と考えられていたが、マクロファージが正常細胞までも攻撃し続けた結果である場合もあるというのだ。もしかしたら、遺伝的要因を別にすればこのT細胞の暴走による誤判断、誤命令が各身体部位の病気を引き起こしている可能性もあるというのだ。ならば老化するだけで増やすことのできないT細胞をなんとか元気なT細胞に再生し体に戻せないか?ここで期待されるのがiPS細胞。老化したT細胞をiPS細胞化し次に人工T細胞化することが構想されているという。もしかすると何とか病と名のついた病気が激減する可能性もあるというのだ。期待します。
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by bonjinan | 2014-03-31 07:46 | 健康 | Trackback

アンチエイジング論争

坪田一男『アンチエイジング・バトル最終決着』朝日選書(2014.3)を読んだ。
健康で長生きしたいという人々の願いに答えるいろんな説が氾濫している。困ることに相反す説が氾濫していることから何を信用してよいのか分からなくもなっている。本書はYES、NOの両説を紹介し、結論としてはどう考えたら良いかといった構成で書かれている。結論は最終結論とまでは言えないだろうが、現状としてはどう考えるべきかの指針を与えてくれる。もし極端な説を信じていたとすればもう一度考え直す機会になるかも知れない。例えば、水はたくさん飲むべきか?YES説、水不足→ドロドロ血→高血圧・心筋梗塞・脳梗塞・緑内障。NO説、水分が十分排泄されない状態で、水分をとりすぎれば害がある。漢方でいう「水毒」がむくみ、腎炎などを引き起こすなど。結論、1日2リットルが基本だけれど・・・・など。
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by bonjinan | 2014-03-28 20:10 | 健康 | Trackback

アルツハイマー病

NHK総合で1月19日、”アルツハイマー病をくい止めろ!”が放送された。
そのメモ
(日常生活での心がけに注目していたため、研究の詳細については聞き違いがあるかも知れません)

1.現況:世界の認知症患者は約4400万人、2050年には2倍になるとの推定。
日本では462万人(2012年)、30年後には団塊世代の高齢化で1000万人に達するとも。
(程度については?)。その約7割を占めるのがアルツハイマー病。

2.アルツハイマー病の発症プロセス
アミロイドβ(神経細胞からでてくるタンパク質)が神経細胞(ニューロン)の結節点となるシナップスを傷つけ る⇒傷ついた神経細胞にタウ(タンパク質)が蓄積し神経細胞が死滅していく⇒記憶の中枢部である海馬が 委縮していく(アルツハイマー病の最初の病変部位)⇒病気の進行(記憶力の低下)。

3.新薬の研究状況
①タウをたたく新薬:英国の大学で臨床試験中で2年後に結果が出るという。ただ米国での新薬開発では過去20年間に101試されたが成功していない。果たしてどうなるのか。
②アミロイドβをたたく新薬:アミロイドβを直接たたく新薬を開発し発症者に投与したが効果なく中断。アミロイドβはアルツハイマー病が発症するまで増え続けるが(例えば25年という長い間)、発症するとアミロイドβは自然と減少する傾向があることが分かり、発症してからでは遅いとの判断。早期に投与することで追試験中。

4.海馬の委縮をくい止める、或いは鍛える研究
①福岡県・久山町住民を対象とした九大環境医学チームの調査:アルツハイマー病の発症率を1992年と2012年で比較すると、1.8%から12.3%に増加。1960年代以降、住民の顕著な傾向として分かったことは食後の血糖値が高くなる糖代謝異常(40年間で7倍)。また血糖値が高い人ほど危険度が高い状態にあることが分り、食生活の改善が必要としている。
②国立長寿医療研究センターでの研究:簡単なテストにより認知症予備軍を抽出、運動しながら考える、計算するなどの訓練を続けたところ記憶力が向上することが分かった。例えば、歩きながら100から7を引き続き続ける。100、93、86、79、・・・。
③米ワシントン大の研究:アミロイドβは脳神経が活発に活動しているときに造られ、就寝中には髄液とともに排出される。熟睡した人とそうでない人では排出に顕著な差があることから熟睡が効果するとする。

【日常生活でできること】
新薬開発は専門家に任せるしかない。日常生活でできることから始めたい。
①甘い物を控える。②熟睡を心がける。③運動しながら計算する、或いは考える訓練する。
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by bonjinan | 2014-01-19 22:46 | 健康 | Trackback

腰痛

NHKクローズアップ現代で”腰痛2800万人時代~変わる常識~”が放送された。
あらまし、多くの腰痛の原因は「心理的・社会的ストレス」、日常生活の改善こそ予防につながる。
以下、そのメモ。
成人の76%が椎間板ヘルニア、しかし痛みを発症するのはその一部。
腰痛の85%は原因が特定できず、特定できるもの(一部のヘルニアなど)15%に過ぎない。
最近、心理的ストレスが考えられるようになった。
改善策としての安静は逆効果、適度な運動が必要。
痛みが脳に伝わると「側坐核」から痛みを和らげる物質を出す。
何らかの原因で痛みを和らげる物質が出なくなり痛みを強く感じる。
労働者健康福祉機構調査によると、
腰痛なし16%、腰痛あり(仕事など休まず)59%、(仕事など休む)25%
働き方の効率、個人の効率も落ちれば企業全体の効率も落ちると認識されるようになってきた。
患者たちは体を動かすことを恐れている(腰痛をイメージしてしまう)ことも原因になりうる。
参考:NHKホームページ
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by bonjinan | 2013-07-02 20:39 | 健康 | Trackback

脳卒中の発症確率

独法)国立がん研究センターから19日、むこう10年間における脳卒中の発症確率を予測する計算式が発表された。①年齢、②性別、③喫煙、④肥満度(BMI指数)、⑤糖尿病、⑥血圧(降圧薬内服ありなし含む)のリスク因子それぞれの表から点数を当てはめ合計点から発症確率を算出する。
配点表をみると、喫煙、血圧の影響が大きいことも分かる。
詳細:国立がん研究センターホームページ
参考:2012.5.13ブログ記事”ACT-FAST”2012.5.6ブログ記事”BMI指数”
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by bonjinan | 2013-03-20 09:02 | 健康 | Trackback

ピロリ菌と胃がんとの関係

慶応大学医学部などの研究チームが、ピロリ菌が胃がんを発症するメカニズムを解明したという。
慶応義塾ホームページによると、「ピロリ菌由来の「がんたんぱく質(CagA)ががん幹細胞に注入されると、細胞内にCagAを溜め込み、安定的に存在することを証明しました」とのこと。
ピロリ菌については、その駆除が有効とされ実施されている。そのほかのがんについても効果的な対処方法に結びつくメカニズムを見出して欲しい。
引用:慶応大学ホームページ(プレスリリース)
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by bonjinan | 2012-12-14 11:08 | 健康 | Trackback

ロコモティブシンドローム(ロコモ)

「ロコモティブシンドロ-ム(運動器症候群)」という言葉を最近、良く聞くようになった。これではさっぱり分からないので、WEBで検索すると次の定義がでてくる。「骨や関節、筋肉、動きの信号を伝える神経(運動器)などが衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、またはそのリスクが高い状態のことです。略して”ロコモ”といいます」。先日、この関連の講演を聴く機会がありました。先生曰く、”自分の体は自分で守れ!”だった。先ずは、適度な運動により、バランス力と筋肉を鍛え、転倒しないことが大事だと仰る。例えば、開眼片脚立ち、スクワットなどが良いらしい。少しずつ調子を確認しながら実践したい。
詳細:日本整形外科学会ホームページ
補足
平均寿命-健康寿命=療養人生 療養人生(閉じこもり、寝たきり)の平均は約6年だという。
日本人の平均寿命@2010年、女性約86.4歳、男性約79.6歳。問題は健康寿命を長くすることとなる。なお平均寿命に比例してか療養人生も女性の方が僅かに長いらしい。
関連ブログ:2010.12.4”ぴんころ”
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by bonjinan | 2012-06-08 06:26 | 健康 | Trackback

脳卒中、ACT-FAST

先日、脳卒中に関する講演を拝聴した。そのメモ。
1.日本人の死亡原因
1位悪性新物質(約30%)、2位心疾患(約16%)、3位脳血管疾患(約11%)
2.脳卒中(脳血管障害)を分類すると
脳梗塞(約60%)、脳出血(約27%)、クモ膜下出血(11%)
脳梗塞には脳の外から流れてくる血栓による脳塞栓もある。
3.脳卒中はなぜ問題か
生存できても後遺症を残す、寝たきり要介護の原因の約4割を占める、ほか
4.脳卒中は生活習慣病
生活習慣の改善(喫煙、大量飲酒、肥満、運動不足)
による危険因子(高血圧、脂質の異常症、糖尿病、心房細動など)の是正
最大の危険因子は高血圧(140/90mmHg以上は高血圧)
5.とっさの診断と行動(ACT-FAST)
Face:顔の麻痺、Arm:腕の麻痺、Speech:言葉の異常、Time:すぐに
救急車が到着するまで。むりやり立たせ歩かない。衣服を緩める。
6.脳卒中のリハビリ
最初の3か月は早く、それ以降はゆっくり回復。

補足:t-PA治療(血栓溶解療法)、カテーテル治療
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by bonjinan | 2012-05-13 09:49 | 健康 | Trackback