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世界の経済ニュース(No.3)

世界の経済ニュース(No.2)の続きです。
以下、新規掲載順。

2017.9.22   資産縮小 FBRが先行
「世界の金融政策が危機対応からの脱却へ一歩踏み出した。FRBは20日、08年の金融危機後の量的緩和策を完全に終え、膨らんだ保有資産を10月から縮小すると正式決定した」(日経)。
日本だけが出口戦略に後れを採っている状態。2017年(18年)経済成長率見通しでも、米国2.1%(2.1%)、欧州1.9%(1.7%)、日本1.3%(0.6%)と欧米と歴然たる差がある。

2017.9.8  デジタル通貨
日経新聞に「デジタル通貨、中銀に待望論」との記事があった。「世界中の中央銀行が法的な裏付けを持つデジタル通貨の発行を相次ぎ検討し始めている。驚異的な速さでビットコインなどの仮想通貨が普及し続けると資金決済サービスなどで自国通貨の存在感が低下し、いずれ金融政策にも影響を及ぼしかねないとの危機感からだ」。デジタル通貨の中核技術、ブロックチェーン(分散台帳)は魅力ある新技術としても、今後の金融政策はどうなるのか、通貨価値はほんとうに安定するのか、データーが大きくなってきた場合の流通性など分からないことが多い。

2017.9.3  アジアでの外貨準備高、過去最高
アジアの成長期待から多額の投資マネーがアジアに流入し、自国通貨の急激な上昇を抑えるためのドル買いの為替介入が活発だ。一方中国は流出が一段落し6か月連続で増えている。
中国 3兆800億ドル(金額は17年7月末時点、16年7月末比 ▲4%)、インド 3900億ドル(+7%)
、台湾 4400億ドル(+2%)、韓国 3800億ドル(+3%)、シンガポール 2700億ドル(+7%)、インドネシア 1300億ドル(+15%)。 (日経)

2017.7.15  緩和マネー縮小方向か
リーマン危機後、10年に渡って続けてきた金融緩和が解除される方向。イエレンFRB議長は量的緩和で膨らんだ保有資産の圧縮を9月にも決めると示唆した。
(関連数字)
リーマン危機後、日米欧+中の中銀が市場に供給したベースマネーは10兆ドル(約1130兆円)
(4.6兆ドル→14.7兆ドル)これらマネーは新興国資源国の資金需要に回った。
一方、マネーサプライは危機前の06年に約50兆ドルだったものが14年に約1.8倍の90兆ドルに。
世界の通貨量は約90兆ドルは世界のGDP約75兆ドルをしのぐ。戦後、世界の通貨量はGDPと釣り合うかたちで伸びてきたが、リーマン危機後はGDPとかけ離れて急増している。
もし通貨量をGDP並みに引き下げれば15兆ドルの引き締めとなる。
中国に限ってみると、マネーサプライは07年末の5.9兆円から23兆円、3.8倍に膨張している。
(以上、日経)。こうした数字をみれば過熱気味とも思われるがわが国をみると蚊帳の外の感。ここ1年の限界的な信用乗数は0.58(日本の経済№15、7/5記事)。マネーはいくら供給しても回っていない。

2017.7.7   日欧EPAの規模
日EUは2013年に始めたEPA交渉で大枠合意し2019年中の発効を目指す。
日欧EPA(日本とEU計29カ国):GDP 28.4%、貿易額 36.8%
RCEP(日中韓印豪NZ,ASEAN計16カ国):GDP 29.2%、貿易額 29.0%
TPP(日加チリ、ベトナム、シンガポール等計11カ国):GDP 12.9%、貿易額 14.9%

2017.7.2   企業の現預金、世界で膨張
日経新聞が集計した世界の企業の広義の手元資金(現預金、短期投資、債券、貸付金など)は、12兆ドル(約1350兆円)と10年前から8割増えた。人類が有史以来採掘した金(7.5兆ドル)を買い占めても使い切れない額。有利子負債は7割増の19兆ドル。負債を超えるピッチで現金が積み上がり、53%の企業が実質無借金になった。地域別では米国が2兆8千億ドル、欧州が2兆1千億ドル、日本が1兆9千億ドル、中国が1兆7千億ドル。企業ではアップル2568億ドル(10年前から2414億ドル増加)、マイクロソフト1333億ドル(同998億ドル)、アルファベット985億ドル(同832億ドル)、トヨタ1474億ドル(同687億ドル)、チャイナモバイル843億ドル(同585億ドル)など(日経)。グローバル企業が現預金を積み上げる一方、法人減税競争をし政府債務が膨らむ構造はどうみても正常な姿ではない。いづれ仕切り直しの時が訪れる。もう一つ、日本の場合には、バブル崩壊以降から、財務体質の強化が最重要と考えられるようになり、借入金を減らすことに専念している。その結果、何が起こったか。マネーの好循環(企業→家計→企業→家計)がなくなったことだ。企業がマネーを必要としないのだから金融緩和しても効果がないわけだ。多分、これから先進国での日本病がはじまるのではないか。 

2017.6.26   伊、破綻2行に2兆円
伊政府は25日、経営危機に陥った中小2行を優良資産と不良資産に切り分け、優良資産を同国銀行2位のインテーザ・サンパオロが買い取る一方、不良資産(最大170億ユーロ、約2兆1千億円)の処理は政府が担う決定をした。イタリアの銀行は総額で約3500億ユーロとGDPの約2割近くを抱えるとされる。今後の景気動向によっては金融不安が再燃する可能性がある(日経)。

2017.6.6   グローバルな租税回避対策
20か国・地域(G20)や経済協力開発機構(OECD)は、グローバル企業による課税逃れを防ぐため新たな多国間協定を始動させる。日英仏など約60か国が7日署名し、2国間で租税条約を改正しなくても対策の統一ルールを適用できるようにする。主な共通ルールは、タックスヘイブンで稼いだ利益にも適切に課税、知財を格安で譲った親会社に追徴課税、税理士などに節税策の報告義務など。なお米国はこの協定にも参加しない。(以上、6/6日経)

2017.5.27   人民元の急落防止
中国人民銀行(中銀)は通貨・人民元の対ドル取引の基準となるレート「基準値」の算出方法を見直し、元相場の急落防止する方針。これまでは前日の終値を参考に決めていた。但し具体的な計算方法は開示されておらず、裁量的に決めるということのようだ。(日経)

2017.5.6   4月、米雇用統計
米労働省が5日発表した4月の雇用統計は、前月比21万1千人増(前月7万9千人)。業種別の就業者数はレジャー・接客業が5万5千人増、トランプ大統領がこだわる製造業は6千人増。(日経)

2017.4.27  米、法人税大幅減
トランプ米政権は26日、大型税制改革の基本方針を公表した。この中で連邦法人税率を35%から15%に引き下げることが柱となっている(日経)。
世界の国・地方を合わせた法人実効税率は、日本29.7%、アメリカ40.75%、ドイツ29.72%、中国25%、イギリス20.0%、シンガポール17.0%(2016年4月現在、財務省)。日本でも財界から法人税を引き下げるべしとの意見が強い。米国の場合はともかく、日本の場合、法人税を下げれば間違いなく企業は助かるが、それによて企業の本質的競争力が増すわけでも何でもない。ここが問題なのだ。もう一つ法人税を下げた場合、所得税を上げるか消費税をあげるかの議論を並行して行う必要がある。法人税を下げても賃金増に結びつかなければ一般国民の可処分所得は下がるだけである。また税は社会保障制度など国民生活と密接に関係しており、この観点からの考察を抜きに考えると誰が主役の税制なのか分からなくなるということに留意すべきだ。

2017.4.27  中国、車生産の外資規制緩和
中国政府は25日、外資系自動車メーカーが同国で生産合弁会社を運営する際の出資比率を、現在の上限50%から50%超に引き上げると発表した。外資メーカーは経営の主導権を握れることになる(日経)。米国の心象を良くするためだろうが、これによっては貿易赤字の削減には結び付かないと思うが。いかがなものか。

2017.4.17  中国、GDP 6.9%成長
中国国家統計局は17日、2017年1~3月期のGDPは実質で前年同期比6.9%増えたと発表した。うち工場やマンションなどの固定資産闘志は9.2%増と16年通年(8.1%)から加速した。一方、個人消費については社会消費品小売総額が10.0%増と16年通年(10.4%)とほぼ同じだった。外需(純輸出)は輸出が8.2%増に対して輸入が24.0%増であったため成長率を押し下げた。(日経)
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by bonjinan | 2017-04-17 18:52 | 政治・経済 | Trackback
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