木曽路、馬籠宿(2005年~、岐阜県中津川市)を歩いてきました。
馬籠宿は、中山道69次、江戸から43番目、木曽11宿の一番南の宿場町。
宿場町は坂道沿いに約600m続く。
馬籠宿から望む恵那山方向の風景。
かつて馬籠宿生れの島崎藤村は『夜明け前』序の章で「木曾路はすべて山の中である」と書きだした。京都から来れば、馬籠からが木曽路、本格的な山道となる。
以下、馬籠宿の南側から振り返ってみようと思う。
桝形:街道は直角に二度折り曲がっている。城郭建築と同じ。
古い町並みは石畳と桝形以外はすべて大火で消失。今風の姿で街を復活している。
木曽名物「五平餅」、信州名物「やきもち」など味わった。
最近は外人観光客も多く、お店には簡単な日本語英語対応表が貼られていた。
宿場町の真ん中にある馬籠宿本陣跡「藤村記念館」前。
島崎藤村(1872-1943)は馬籠宿の旧本陣に生れ上京するまで過ごした。
記念館には藤村の作品、原稿などが展示されている。
本陣隠居所:藤村は少年時代、国学者でもあった父からここで教育を受けたという。