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円通寺@洛北、岩倉

  比叡山を借景にした枯山水庭園で有名な洛北「円通寺」を訪ねた。
  円通寺は、後水尾上皇が1639年に造営した幡枝離宮跡。
  上皇が修学院離宮を造営したのち、禅刹に改められた寺院。
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  桧の向こうに望む比叡山
  都心とは違って涼しい風が流れ、そして静寂。
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  杉苔に覆われた平庭に石が配置された簡素な庭園。
  春は青もみじ、夏は蝉しぐれ、秋は紅葉。心に染みる庭園である。

  場所:京都市左京区岩倉幡枝町389
  アクセス:京都国際会館からタクシー

  補足:後水尾天皇(在1611-29、生1596-没1680)
  父・後陽成天皇との不仲、意に染まぬ秀忠の五女和子との縁組、幕府とのもめごと
  紫衣事件(1627年、後水尾天皇による大徳寺や妙心寺への紫衣勅許が問題として、
  幕府は沢庵らを流罪にした事件)などから幕府へ譲位を申し出ていたものの叶わず、
  突然、譲位。女一宮、明正天皇が即位。奈良時代以来の女帝誕生となった。 
  圧力を強める幕府に立ち向かいながら長く院政を敷いた。
  物言わぬことの代償として後の修学院離宮建設につながる。
  円通寺庭園を眺めると比叡山が上皇にとっての明日への希望の象徴だったと思えてくる。   
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by bonjinan | 2016-05-25 15:50 | 旅、散歩 | Trackback
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