AREKORE

bonjinan.exblog.jp
ブログトップ

多摩川台公園の梅(2013)

   春の訪れを告げる象徴的な花、梅の花が咲きだしてきました。
c0192215_12585373.jpg

   私の定点観測場所となっている多摩川台公園の梅の花。
   満開時期を振り返ってみると、2011年は2月初め、12年は約1か月遅れの3月中旬でした。
   今年13年は2/10時点では咲きは初め。概ね平年並みの開花と思える。
c0192215_1331629.jpg

   良く見るとこんな状態。今年の満開は2月中旬以降か。
   参考:2012.3.14ブログ記事

   余談:梅の別称は「春告草(はるつげぐさ)」。春告鳥(はるつげどり)といえば鶯。
   ところで花と言えば桜ですが、奈良時代には梅を指したらしい。
   7~8世紀に編集された『万葉集』では梅を詠んだ歌が118首、桜を詠んだ歌が44首。
   その後に編纂された『古今和歌集』では逆転しているという。
   しかし時代は代っても梅と桜は美しい花の双璧で「両手に花」はこのことに由来する。

   『万葉集』に詠まれた植物
   詠まれた植物数:数え方の違いにもよるがおおよそ150~160種
   歌数の順位:萩、梅、ぬばたま、松、橘、葦、菅、薄、稲、桜 (いずれも40首以上)
   6首以上詠われた植物:48種類
   (参考:藤原茂樹『藤原流万葉集の歩き方』NHK出版より)
   「ぬばたま」は射干(ひおうぎ、しゃがではない)の黒い実。黒、闇、髪など黒いもの
   にかかる枕詞として使われる。

   紅梅、白梅、香り
   『万葉集』には紅梅はなく、『古今和歌集』(905年)の頃になると紀貫之が「色も香
   も昔の濃さに匂えども植ゑけむ人の影ぞ恋しき」(851番)と紅梅を詠う。
   紅梅は中国から日本に伝わる時期が遅れたためだろうという。
   『枕草子』では「木の花は、濃きも薄きも紅梅。桜は、花びら大きに、葉の色濃きが、
   枝細くて咲きたる・・・」と書いた。
   香りについても紅梅と同じで『古今和歌集』で現れる。
   (参考:湯浅浩史『四季の植物』ちくま新書) 
[PR]
by bonjinan | 2013-02-10 13:10 | 旅、散歩 | Trackback
トラックバックURL : http://bonjinan.exblog.jp/tb/19250993
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]