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唐招提寺拝観

  紅葉のはじまったばかりの奈良西ノ京、唐招提寺を訪ねた。
  数年前に訪ねたときには金堂の大修理で諸仏を拝観することができなかったが、
  2009年11月、約9年に渡る大修理が終わり、今、静かに仏様を拝むことができる。
  まずは鑑真和上の来日を決意したありがたい言葉より
  「何ぞ身命を惜しまんや 諸人行かざれば 我即ち去くのみ」(唐大和上東征伝)
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  静寂にして凛とした佇まいの金堂(8世紀後半の建築、国宝)
  ギリシャ神殿を想わせる列柱、屋根のフォルムなどどこか異国の雰囲気が漂う。
  内陣には、盧舎那仏坐像を中尊に、向かって右に薬師如来立像、左に十一面千手観世音菩薩
  立像が配され、三尊の脇士には等身の梵天、帝釈天立像など諸仏がたたずむ。いづれも国宝。
  優しい仏様も好きだが、身が引き締まる唐招提寺の仏様はまた素晴らしい。
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  左に金堂、右に講堂(国宝)、正面に鐘楼。
  唐招提寺は鑑真和上の願い「広く門戸を開放し優秀な僧侶を育て仏教を広める」に基づき
  建立されたいわば仏教学校。招提とは各地から集まった僧たちの住むところという意味。
  かつて鑑真和上はこの講堂で向学心に燃える学僧に心に染みる講義をした。
  永遠の時の流れ文化の流れを感じさせる空間である。
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  金堂、講堂を囲む築地塀。静かに紅葉が始まっていた。

  参考:唐招提寺ウエブサイト

  参考:鑑真来日関連事績
  鑑真(688?-763)
  988年 中国揚州に生まれる
  742年 入唐僧栄叡、普照の要請を受け渡日を決意。
  753年 5度の渡航失敗、失明に屈せず、6度目の渡航で来日。
  754年 戒律を伝え、東大寺に戒壇を築き聖武太上天皇ほかに初めて授戒。
  756年 東大寺大僧都に就任。
  759年 唐招提寺を創建。戒律普及に努めた。 
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by bonjinan | 2012-11-22 13:16 | 旅、散歩 | Trackback
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