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防災の日

防災の日(9月1日)を前にして、国の有識者会議は、南海トラフ(駿河湾から九州東方沖までの約700Kmにわたって続く深さ約4000mの海底のトラフ(くぼみ)で起こるとされる巨大地震の想定被害を発表した。最悪クラス(M9.1、震度7)では、最悪32万人死亡、東日本大震災の1.8倍の1015平方kmが津波で浸水するだろうとしている。一方、発生した場合でも、迅速に避難すれば死亡者も約1/5に減らせると述べている。東日本大震災同様の自然災害はこれまでも何回か起きていたのだが、平穏な日々が続いている間に、また現実の生活の中で経済性が優先せざるをえないことから忘れ去られることが繰り返されてきた。経済規模が小さく、経済交流が少なかった時代には、被害が発生した地域の被害で済んでいたが、現代社会ではその影響が発生地域にとどまらず日本中に世界中に影響するようなってきた。被害を最小限にとどめるための費用を日ごろから必要コストとしておくこと、若し災害が発生したらどう行動するかの訓練が今まで以上に重要になってきた。先ずは身近なところから防災、減災点検し、自然との付き合い方を考える日としたい。
(参考)東北地方太平洋沖地震:M9.0、最大震度7、震源の深さは約2400m、震源域は岩手県から茨城県沖の南北約500km、東西約200kmに渡った。
by bonjinan | 2012-08-30 20:06 | 生活