全国的に大雪。関東でも昨晩雪が降りましたが朝には消えていた。
寒い日が続いているとは言え春が近づいていることは確かです。
外に出てみましたらタンポポが咲き出していました。
カントウタンポポ:キク科タンポポ属 別名:ニホンタンポポほか
外来種と在来種の見分け方
写真のように花の基部を外総苞片が包んでいるのが在来種のカントウタンポポやカンサイタンポポ。
反対に外総苞片が反り返っているのが外来種の代表セイヨウタンポポ。
種子のでき方
在来種は他のタンポポの花粉を昆虫で運んでもらわないと受粉できない(虫媒花、自家不和合)。
一方、西洋タンポポは自分で花粉を作らなくても種子をつくる(処女生殖)。
この違いにより西洋タンポポの方が繁殖力が強いと言われる。
ただ最近の調査では、都市化の影響がそう見せただけ、自然が回復すると在来種が結構挽回しているという。
タンポポの花の開閉運動
毎日、規則正しく、朝に開き、夕方び閉じると言われている。
実験してみると、光が当たると開く性質と、気温が高くなると開く性質があるという。
夜の温度が高いと、太陽の光が当たると開く。
夜の気温が低いと、気温が上昇してから開くのだという。
一方、閉じるのは明るさや温度に関係なく、約10時間後には閉じるという。
田中修『雑草の話』中公新書より