アドリア海の根元に位置するヴェネト州の州都ヴェネツィア。452年、西ローマ帝国が崩壊した際、本土から移住した人たちが形成した都市国家。12世紀以降、東西貿易の中継地として膨大な富を築き、1204年には十字軍と組んでコンスタンチノプールを征服した。150の運河、400以上の橋、117の島からなり、今は風光明媚な海上観光都市となっている。サンマルコ広場を中心に時間の流れを忘れさせる極上の開放的空間が広がっている。
先ず鐘楼から眺めたヴェネツィアの風景3景から
サンマルコ広場とサン・マルコ大聖堂。聖堂は828年アレキサンドリアから運ばれた聖マルコの遺骸を安置する礼拝堂を建てたのが起源だが、976年に焼失。ヴェネツィア共和国の威信を示すため1063年から400年をかけ再建された。内部は当時の財力を物語るかのように贅を尽くした金色のモザイク張り。
左に旧行政館、中央に鐘楼、右にドゥカレ宮
ドゥカレ宮からみたサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
ゴンドラからみたドゥカレ宮と石楼をつなぐ「溜息の橋」(工事中)
ここではゴンドラが交通機関、時には大渋滞もあり。
小路に入ると買い物天国、カーニバルになると街中がお祭りだという。