ミツマタの花が見ごろ。
ミツマタ(三椏):ジンチョウゲ科ミツマタ属
漢字名の「椏」は訓読みでキノマタあるいはマタ、木の枝が分かれるところの意。三椏はまさに枝が三つに分かれていることに由来する。
コウゾ(楮)と並び和紙の原料として有名。コウゾは繊維が長く障子紙などに、ミツマタは繊維が細かく強いことから紙幣などに利用される。
ところでよく見る木は幹があって枝があるつくりですが、三椏はなぜ明確な幹がなく三つに分かれるのだろうか。ネットで調べてみると3本とも側枝(主軸から側方に出る枝)なのだそうだ。ではなぜ主軸がないのだろうか、主軸は退化しているのだそうです。
補足:今が見ごろのジンチョウゲも同科。ミツマタと同じように主軸がなく、葉っぱがあるので分かりにくいが三椏、ないし二椏に分かれている。